@PKOなう!

@PKOなう!は、国際平和協力研究員の研究ノートのようなもの。日々の研究活動を通じて得た知識や情報を整理して、みなさんにお届けします。なお、本コラムにある意見や見解は執筆者個人のものであり、当事務局及び、日本政府の見解を示すものではありません。

平和維持活動って何?誰が、どこで、どんなことをやっているの?そんな疑問をお持ちのみなさんのために、定期的にPKOに関するトピックを取り上げ、わかりやすく丁寧に解説。また、PKOを知っている方や詳しく調べている方にも活用していただけるように、参考文献も紹介します。

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第94回 「紛争後の平和構築」から「持続的な平和(Sustaining Peace)」へ

2016年8月5日
国際平和協力研究員
さかい ゆういちろう
境 悠一郎

今年4月27日、国連総会と安全保障理事会(安保理)は同時に平和構築に関する決議を採択しました 。同決議は平和構築の概念を、従来の紛争後の活動を対象とするものから、紛争予防を含む紛争前及び紛争中も対象とするプロセスへと拡大した点が画期的であると考えられています。そして、このより広範な平和構築の概念を「持続的な平和(Sustaining Peace)」 と呼び、その課題に対応することは国連総会、安保理、経済社会理事会を含む国連全体の責任であり、より統合的なアプローチが必要である旨強調しています。今回は「持続的な平和」の概念と課題について、同決議とその基となった2015年の平和構築アーキテクチャー・レビューに関する諮問専門家グループ報告「持続的な平和の課題(Challenges of Sustaining Peace)」等を基に整理します。

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